ニュージーランドの南島のモエラキの海岸には、何とも不思議な丸い大きな岩がいくつも転がっています。
小さいものから大きいものまでありますが、その重さは2トン以上あり、直径2メートルに及ぶものまで!
モエラキボルダーと呼ばれるこの巨岩は、実にきれいな丸い形をしていますが、人工的に造られたものではありません。
核に貝殻や生命体の残骸があり、その周りを石灰質などが覆ってできた亀甲石が凝固したものなのだそう。真珠ができる工程と同じで、約6000万年前に海底で形成され、長い年月をかけて今の形になりました。
1500年ほど前に海底が隆起してからは、先住民族のマオリ族に発見され、モエラキボルダーはもともと「うなぎのルツボ」だったという伝説が残っています。
ちなみに、モエラキボルダーの中身は空洞になっているそうです。
モエラキ海岸へは、無料でアクセスできますが、満潮時はモエラキボルダーがすっぽり隠れてしまうので、行く前にモエラキの満潮情報をチェックしてから行くとよいでしょう。
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