7・8月はフランスではバカンス時期に当たり、今はバカンス真っ只中になります。学生はほぼ丸々2ヵ月のあいだ夏季休暇となり、働いている人も2~3週間のバカンスを取ります。
フランスの多くの会社では、バカンス時期であっても日本のお盆のように会社自体を閉めるということはなく、社員同士で調整して休暇を取ることになります。そこで夏が近づくとフランス人の間でよく聞かれる会話が、「Êtes-vous plutôt juillettiste ou aoûtien?」 (あなたは7月派か8月派どちらですか?)というもの。
juillettisteとは、7月=juilletからきており、7月にバカンスを取る人を指します。そしてaoûtienは、8月=aoûtからきており、8月にバカンスを取る人、という意味になります。
そこで、「あなたは7月にバカンスを取りますか?8月にバカンスを取りますか?」という意味で、職場の同僚やご近所さん同士のあいだで先ほどのような会話がされるのです。
日本では2~3週間の休暇を取ること自体が難しく、長期休暇を撮ることを前提とした会話が毎年繰り返されるのは羨ましい限りですね。昨年までは新型コロナウイルスの影響で行動範囲も限られ、思うように楽しめないバカンスでしたが、フランスではほぼコロナウイルスによる制限はなくなり、好きな場所に行って思いっきり夏を満喫できそうです。
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