長い歴史の存在を彷彿とさせてくれる界隈はフランスの各地に今も残っています。
古く黒ずんだ石で覆われた教会を見上げると、過去に生活していた人々も自分と同じ景色を見ていたのか、とロマンを感じるものです。

 ブルゴーニュ・フランシュ・コンテの町ボーヌ(Beaune)も長い歴史を肌で感じられる街です。
その1つがあちこちに残る石畳。フランス語では「ダル」と言います。

 が、この町を散歩する際、ピンヒールを履かれる方はくれぐれも足元にご注意を。
石畳をよく見てみると、石と石の間に結構な隙間があるのです。
細いヒールがハマること間違いなしです。




 そして「1歩踏み込んだ旅を」、ということでワインのドメーヌやメゾンでテイスティングをする際も足元にご注意を。
作り手がドメーヌの歴史を感じてもらおうと、テイスティングスペースをワインが眠る地下のカーブに用意している場合、これまた歴史を感じる一段一段高さがまちまち、真っ平ではない石の階段を、頭をぶつけないよう腰をかがめながら降りていくことがあるからです。
左右の壁や天井には年季の入った黒い埃の層が迎えてくれます。

 とはいえ旅にハプニングは付きもの。
もしヒールが取れたら現地の靴屋で新しい靴を購入すれば、思い出深いお土産の一つになるにちがいありません。

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