あまり知られていないのが残念なのですが、ネパールには、ダージリンティーにも劣らない紅茶があります。
東ネパールのイラム郡で栽培される紅茶で、イラムティーと呼ばれます。
実はイラムは、インドと国境を接しており、お隣はあの有名なダージリン地方。
ヒマラヤ山脈の麓に広がる標高1,200mの丘陵地帯で、気候や土壌がダージリンと似ており、紅茶栽培には最適なのです。
ダージリンの農園でお茶栽培を学んだネパール人も多く、イラムティーのクオリティはダージリンにも劣らないもの。
高級リーフティーとして実は密かな愛飲者もいるのです。
高貴でまろやか、フラワリーな香りを楽しむ紅茶なので、ストレートで飲むのがオススメです。
色は、ダージリンよりも少し薄めで、渋みや苦味が少なく飲みやすいお茶です。
日本で購入するよりもずっと安く入手できるので、紅茶好きの人にはぜひ味わっていただきたいもの。
ただ、同じイラムティーでも手頃なものから高級品までクオリティは様々、カトマンズやポカラのお茶屋さんでは、試飲できるところもあるので、飲み比べてみてはいかがでしょうか?
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