海外旅行が再び身近なものへ?

新型コロナウイルスに関する厳しい水際対策が徐々に緩和され、ヨーロッパを中心とした海外の多くの国では、すでに出入国の制限がなくなり、パンデミック以前に近い状態で海外旅行や海外出張ができるようになりつつあります。

日本でも、2022年9月7日以降、海外からの日本帰国時に、ワクチン接種済み(3回)の人はPCR陰性証明が免除されると発表されました。このPCR陰性証明の免除によって、慣れない旅先でのPCR検査の手配が不要になるのです。

また、万が一陽性だった場合の宿泊施設の確保やフライトの取り直しといったストレスからも解放されるので、海外旅行が再び身近なものとなりつつあります。

久しぶりの海外旅行で、空港であたふたしないためにも、今一度出入国の流れとともに重要なキーワードを一緒に見ていきましょう!

現地到着!入国までの流れ

日本の空港を出発し、いよいよ海外へ飛行機で到着! 国によって多少異なるものの、おおまかな入国までの空港での流れを見ていきます。

Arrivals(到着)が目印

経由便で乗り継ぎをする場合は、Flight Connections(乗り継ぎ)を目指しますが、最終目的地の場合はArrivals(到着)を目指して歩きましょう! Exit(出口)という表示はまれなので、Arrivalsの表示を目印に、スーツケースを受け取ったり入国手続きをしたりするほうへと向かいます。

入国審査

入国審査は一般的に、Immigration(イミグレーション)、もしくはPassport control(パスポートコントロール)と呼ばれています。ヨーロッパ内は、EUの人、EU以外の人のように並ぶ列が分かれているなど、大きな空港ほど並ぶ列が決まっていることがあります。

パスポートと乗ってきた飛行機の搭乗券(飛行機の便名が必要な場合があります)、入国に必要な書類などがある場合は、そちらも準備しておきましょう。また、顔の確認のためマスクや帽子は外しておきましょう。

例)What is the purpose of the visit?

訪問の目的は何ですか?

For sightseeing.

観光のためです。

How long are you staying in the UK?

どのくらいの期間、イギリスに滞在しますか?

5 Days.

5日です。

Where are you staying?

どこに泊まりますか?

At a hotel near Westminster.

ウェストミンスターのそばのホテルです。

旅の目的や期間、そして滞在先を聞かれることが一般的です。スムーズな英会話のコツは、「文章ではなく必要な情報だけで答える」こと! 文章を組み立てる必要は一切ないので、必要な内容だけを伝えましょう。

入国審査の直前には、quarantine(検疫)があります。ペット同伴の場合や植物、生鮮食品などの食べ物を持って入国する際には検疫が必要な場合もあります。また、指定された疫病が流行中の国や地域からの入国もこちらで管理されています。新型コロナウイルスに関する制限が残っている国の場合は、この検疫で対応することになります。

預け荷物を受け取る

ドキドキの入国審査を無事に通過した後は、預けていたスーツケースなどを受け取ります。預けていた荷物を受け取る場所は、Baggage claim(もしくはLuggage claim)です。

税関

1000 Words / Shutterstock.com

スーツケースを受け取ったあとは、税関を経ていよいよ空港を出ます。

税関はCustoms(カスタムス)と呼ばれています。免税で持ち込めるお酒の量などは意外に少なく、例えば日本ではワイン3本以上は持ち込みの課税対象になるなど、お酒や香水、食べ物など入国する際に課税対象になるものを事前にチェックしておきたいところです。

知っておきたいDeclareの意味

ヨーロッパの空港で一般的なのは、スーツケースを受け取って到着ロビーへ出た最後に、税関に申告するものがある人は赤の出口、申告するものがない人は緑の出口を通るというスタイルです。その際に知っておきたいのは、Declare(申告する)という単語です。

例)Anything to declare?

申告するものはありますか?

No, nothing to declare.

いいえ、何も申告するものはありません。

以上の流れを経て、無事に空港を出れば、いよいよ旅のスタートです。次回は、旅の後の帰国編を紹介します。

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