ローマから車で北に1時間ほど行ったところにあるのが、ファルファの修道院です。
良質なオリーブオイルの産地としても有名なサビーナの丘の一角に建つ修道院、その創立はなんと6世紀!
その後、カール大帝の篤い庇護を受けて200を超える領地を有する大修道院に成長しました。




「カノッサの屈辱」によって神聖ローマ皇帝の権威が失墜したあとは徐々に衰退していきますが、当時としては膨大な図書の蔵書数を誇り、修道院内ではさまざまな物品を生産し、文化的にも経済的にも重要な役割を果たしてきました。




知名度はそれほど高くないものの、丘陵地帯に佇む修道院は長い歴史を感じさせる品格にあふれています。
修道院の周辺は、石畳が続く中世の街並みが残り、こちらも散策にはもってこい。




現在もわずかながらリキュールやジャムを生産している修道院、敷地内にはこれらを販売している売店もあります。
大自然と文化に触れるには絶好の場所、といった趣です。

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