コロナ禍はヨーロッパにおいてはすでに過去のものとなり、ローマの町には観光客が以前にもまして増えてきました。
見どころが多いローマ、歩き疲れて一休みしたくても、立ち飲みのバールでは落ち着かないというケースも少なくありません。
ローマっ子が街歩きに疲れて一休みする場所のひとつに、ブラマンテの柱廊があります。
ナヴォーナ広場からほど近いこの辺りは、かつては教皇庁関連の事務所が多く、またローマの名門貴族たちも宮殿を建てた場所です。
ブラマンテの柱廊は、ミケランジェロとも親交があったブラマンテという建築家によって設計されました。
現在は、近代美術に関する美術展が開催される場所として有名です。
2階にあがるとブックショップとバールがあり、こちらは美術展とは別に無料で誰でも入ることができます。
バールで注文してから、回廊の先にあるサロンに入ると、そこはまさに色の洪水。
近年、デヴィッド・バーンズというアーティストによって装飾された壁紙、ソファなどが美しく、ルネサンス時代の柱廊とムリなく溶け合っている素敵な空間です。
子どもたちも楽しめるトリックアートもあり、家族連れの散策におすすめです。
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