白くてまん丸、まるで真珠のような見た目の「アニス・ド・フラヴィニー」というキャンディをご存知でしょうか。アニス・ド・フラヴィニーは、フランスのブルゴーニュ地方にある小さな村で作られているキャンディーです。

キャンディはグリーンアニスシード、てんさい糖、天然の香料というシンプルな材料で、何百年も前から同じレシピで作り続けられています。

アニス・ド・フラヴィニーの元となる、アニスをシロップで包んだキャンディーが初めて作られたのは9世紀のこと。太陽王と呼ばれたルイ14世も、アニス味のキャンディーが大好きだったようです。



現在、アニス・ド・フラヴィニーは、村の修道院内に作られた製造所で作られており、製造所はEPV(無形文化財企業)にも指定されています。そして、製造所がある「フラヴィニー・シュル・オズラン」という村は、「フランスの最も美しい村」に選ばれているほど美しい村なんです。

村はアニス・ド・フラヴィニーの製造所である修道院やサン・ジュネスト教会、城壁など、中世の香りを多く残しています。村にはアニス・ド・フラヴィニーのショップもあり、多くの観光客が訪れます。

アニスというと好き嫌いの分かれる味ですが、アニス・ド・フラヴィニーにはたくさんのフレーバーがあります。ショップでは試食することもできるので、ぜひいろいろな味を試してみてください。きっと好きなフレーバーが見つかりますよ。

また、アニス・ド・フラヴィニーはそのかわいらしいケースも魅力で、お土産にもおすすめです。ブルゴーニュ地方を訪れる際は、ぜひフラヴィニー・シュル・オズランの美しい村とおいしいキャンディーを楽しんでください。

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