「インドはヒンドゥー教の国である」。学校で多くの日本人がこのように習ったと思います。

実際にインド人の90%がヒンドゥー教徒です。しかし残りの10%は別の宗教を信仰しています。インドの人口は10億人以上、つまり日本の総人口と同じ1億人以上の人は別の宗教を信仰しているのです。

その中にはもちろんキリスト教も含まれており、インドには2000万人以上のキリスト教徒が住んでいます。もともと欧米の植民地だったこともあり街中で教会を見つけることも多いです。

教会が多いこともあり、インドのクリスマスは日本人が想像している以上に盛り上がります。特にフランス人を中心に今もなお欧米人が多く住む南インドのPondicherryには大きな教会が3つあり、その全てで大規模な式典を行います。

街もクリスマスムードになり、至るところにクリスマスツリーが出現し、ケーキ屋さんには予約をするために長蛇の列ができます。

クリスマス当日の教会にはイベント好きのインド人らしく、ムスリムやヒンドゥー教徒のインド人も押しかけてきます。多宗教の人々が共存しているインドの懐の広さは一度訪れてみると驚くかもしれません。

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