何かと祭りの多いネパールですが、その祭りの中でも最も美しいのは、ティハールではないかと思います。
ティハールは、カーグティハール、ククルティハール、ラクシュミプジャ、ゴバルダンプジャ、バイティカ、ネワール新年といった複数の儀式が組み合わさって構成されていますが、今回はその中でも最も美しく町がライトアップされるラクシュミプジャについて紹介します。
ラクシュミは富と繁栄の女神で、ネパールにおいての福の神的な存在です。
そのラクシュミが降臨するのが、秋も深まった頃の新月の夜(新月でなければならないので、毎年日にちは変わります)。
多くの家や商店では、ラクシュミを迎え入れるために、大掃除をし、窓やドアを花で飾り付け、入り口には、ラクシュミを家に招き入れるための道筋を美しいペイントで描きます。
家の周りはオイルランプで明るく照らされ、女神が迷わないように夜中、火を絶やさないように、オイルが継ぎ足すのが正式な儀式のやり方のようです。
が、最近は、伝統的なオイルランプの代わりに電飾を使う家も増えています。
特にカトマンズのニューロードの商店街は、電飾でライトアップされて、まるでクリスマスのようです。
商売人にとっては、福の神のラクシュミはなくてはならない存在ですものね。
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