フランスのコミューン(市町村)ではボランティアや協会(フランスでは文化やスポーツ等の活動をするアソシアシオン=協会が無数にあります)と連携しつつ、市民や訪問者を楽しませてくれるイベントを定期的に開催し、人々との距離を縮める努力をしています。
その一環で2022年秋にディジョン市で開催されたイベントのテーマはストリートアート。
市の中心、リベラシオン広場の脇に設置された大きなカンバスにライブで製作、展示するというスタイルです。
このストリートアートイベントは2022年で3回目。
製作中の風景に出会った人々は興味のある作品に携帯電話やカメラを向け撮影したり、アーティストに話しかけたりと思い思いの形でイベントを楽しみます。
地元有力紙「ル・ビアン・ピュブリック」によると、今回の最年少参加者は7歳のシャルリー君。
14歳のお兄ちゃんレニ君と共に初めてのイベント参加だとか。
そんなアート作品の背景は、かつてフランスの地で勢力を振るっていたブルゴーニュ公の住まいで現在は美術館となっている歴史的な建物。
ディジョン市では現在公立の美術館の常設展は入場無料です。
高い税金への不満も古典と現代アートに触れる休日で少し溜飲を下げられるというところでしょうか。
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