ディワリも終わって、さー冬支度。という11月8日の夜8時(インド的夕ご飯タイム)。首相のTV演説で12億人に衝撃が走りました。

「国内外にはびこる裏金を一掃するため、新紙幣を発行する。それに伴い、現行の500ルピー札と1000ルピー札は明日の0時の日付と同時に使用停止となる」

つまり、4時間後に今手元にある500ルピー札と1000ルピー札は価値が0。紙切れになりますよ。という宣言。日本で言うところの1000円と10000円札くらいの感覚で使われている紙幣です。

当然銀行は営業時間を過ぎており、出来る事はATMから預金を使える小額紙幣で引き出すことですが、元々夕方にはマシンの中のお金がなくなって使えない事も多いインドのATM。たかがしれています。首相は続けます。

「いっときの混乱はあるだろう。しかし、国の発展のため、みなで一丸となって汚いお金と戦わなければならないのだ。」

平易ですが、強くはっきりとした言葉を選び、熱く語るナレンドラ・モディ首相。インドすごすぎる、と情報を収集しているうちに4時間はあっという間で、私の手元のお札も紙になりましたとさ。

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