フランスではお店の種類に関わらず、基本的には日曜営業は禁止されています。日曜は、家でゆっくり食事を取り家族団らんの時間を持つ日、というのがフランスの伝統的な考え方だからです。
最近は日曜も営業するお店が徐々に増えており、以前と比べると日曜の街はにぎやかになっています。
とはいっても、日曜の営業は基本的には禁止であり、営業するかどうかはお店側が勝手に決められるわけではありません。日曜営業に関しては、お店の所在地や従業員の数、取扱商品などによってルールが決められています。
そこで、オリンピック開催を来年に控えたパリで、オリンピック開催中はすべてのお店に日曜営業の許可を出してはどうか、という声が上がりました。
理由は、オリンピックは観客・選手・観光客など、多くの人が集まる機会であり、すべてのお店に集客チャンスを平等に与えるため。
この提案は政府によって却下されてしまいましたが、パリとパリ郊外の商工会議所はこの案を支持しているようです。
日曜もすべてのお店が営業できるとなると、便利な半面、日曜も働かなければいけない人が増えることで、多くの人の生活リズムも変わることになります。今後どうなっていくのか、見守りたいと思います。
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