フランス国鉄ディジョン駅から緩やかに上る道を徒歩で10分余りいくとちょっとした見晴らしの良い公園、Parc des carrières Bacquin(パルク デ キャリエール バッカン)があります。
「バッカン石切り場」という意味の名前の通り、以前は建設用の石を切り出していた場所です。
約5ヘクタールの敷地の大半は緑地で、ちょっとした高低差のある園内には夏になると放水される小さな滝が。
広場や子供の遊戯スペースもあり、ペタンクを楽しむ姿もみられます。
石の建築文化を持つフランスの中で、ブルゴーニュは実は国内有数の石の原産地の1つです。
切り出された石は周辺の建物は勿論、イギリスの大英博物館やエッフェル塔(台座部分)にも使われています。
白地にオレンジを帯びたグラデーションが美しいという評判も。
ディジョンから電車で20分程南下したボーヌの手前の街コルゴロワンにも石切り場があり、ぶどう畑と合わせて2つの特産品の風景が並びます。
切り出される石のタイプの1つが石灰岩。
石灰を多く含む大地で育ったぶどうから生まれる偉大なブルゴーニュワインは最強のコラボ作品といえるでしょう。
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