ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ、国鉄ディジョン駅からブザンソン駅で乗り換え更に50分程東に進むとBelfort駅に着きます。
そして駅から徒歩15分余りの旧市街に着くと、広場にはどっしりと重量感のある教会、カテドラル・サン・クリストフが建っています。

18世紀前半に立てられたこの教会の壁の色は薄チョコレート色。
これは赤砂岩のものです。
年月を経て、老朽化してきたのでしょう、2012年に屋根瓦等の落下問題が深刻化し、2015年に大規模な改装工事の実施が決定しました。




この際、建設当時の色を復元しようというコンセプトが決まり、2020年秋から約8か月かけて改装、黒色だった屋根瓦はアルザスから取り寄せた茶系に変身しました。

旧市街にある複数の建物のあちこちに、このカテドラルと同じチョコレート色が使われており、調和と落ち着きが感じられます。
 1870年から71年にかけて起きた普仏戦争時の爆撃にも耐えたカテドラル。
当分現役生活が続くようです。




 教会が見下ろす四角い広場に沿って、市役所、観光局と警察署、そしてホテルやカフェも並んでいるので常に市民が用事をたしたり観光客が休憩のひと時を過ごす姿が見られます。
平日の一休みのお茶や軽いランチにお勧めは、観光局の斜め向かいに建つ小さなカフェ、「Moncafé」。
青い外観もおしゃれながら、地元の食材を使ったランチや手作りスイーツが散歩の疲れを癒してくれます。
一見小さそうですが、奥にも部屋があるので席があるか是非聞いてみましょう。


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