首都国際空港公安局は5日、昨年12月30日午後11時40分ごろ(現地時間)、大興国際空港から出発予定だった飛行機の機内で、子どもを連れた男女2人が、座席のことで客室乗務員ともめたことを明かした。
警察は調査を行い、公共交通機関の秩序を乱す行為をしたとして、董某(男、58)を行政拘留、趙某(女、61)を罰金刑に処した。
警察の公式発表に先立ち、今月3日、あるネットユーザーが「2023年12月30日に北京発成都行きの東方航空便に乗ったが、ある乗客が機内で騒いだせいで欠航となった」と投稿し物議を醸していた。
このネットユーザーは動画も公開しており、機内で大声で文句を言う男の姿が映っている。
書き込みによると、この男は自分と子どものためにファーストクラスを購入、ベビーシッターの女性にエコノミークラスのチケットを購入していたという。しかし、子どもの面倒を見るという理由から、ベビーシッターの席をファーストクラスに変更するよう要求した。客室乗務員がこれを断ると、男は暴言を吐き大声で騒いだ。
同ネットユーザーは「もともとこの飛行機は出発が5時間遅れていて、午後11時に出発しようとしていたのに、この人のせいで欠航になって、300人近い乗客が迷惑を被った!」と訴えた。
この投稿が物議を醸し、男に対する批判の声が高まっていた。
ただし、東方航空側は4日に、欠航となったのは「天気が原因だった」と説明している。
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