中国、1万トン級電動コンテナ船が上海・洋山港に到着=中国報道
中国、1万トン級電動コンテナ船が上海・洋山港に到着=中国報道
22日午前、世界最大の電動コンテナ船「中遠海運緑水01」が、海事局の護衛のもと無事に上海の洋山港に到着した。

「中遠海運緑水01」は1万トン級電動コンテナ船で、全長119.8メートル、幅23.6メートル、最高速度は時速19.4キロとなる。

同船は100海里の船行で燃料3900キログラムを節約し、二酸化炭素排出量を12.4トン減らすことができる。エネルギーコストも約3万3500元(約72万円)削減となる。20フィートのコンテナサイズのバッテリーボックスを最多で36個装備可能で、バッテリーの総容量は5万キロワット時を超える。

従来の電動コンテナは充電時間が長い、積載量が少ない、可能船行距離が短いなどの問題があったが、同船はルートに応じて設置するバッテリーボックスの数を変えることで、これらの問題を解決した。

「中遠海運緑水01」は今回が初運航となった。これから定期的に南京~洋山港間を往復する。洋山港海事局側は「同船の入港、港内での充電やバッテリー交換の作業など、全工程について安全に行えるよう保障する」とした。
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