中国・上半期の社会物流総額は167兆4000億元…前年同期比5.8％増＝中国報道

中国物流購買連合会は30日、ことし上半期の物流関連データを発表した。現在の国民経済の推移は全体的に安定しており、物流需要も回復傾向を維持している。

ことし1‐6月、中国全国の社会物流総額は前年同期比5.8％増の167兆4000億元（約3500兆円）。うち第1四半期（1‐3月）が5.9％増、第2四半期（4‐6月）が5.7％増だった。昨年の第4四半期（10‐12月）以降、増加傾向が続いている。

物流構造の面では、上半期の工業製品の物流総額が同比5.8％増加した。うちハイテク製造業の物流額が同比8.7％増、第1四半期比1.2％増だった。

輸入品の面からみると、上半期の輸入物流総額は同比4.8％増で、集積回路など中間財の輸入量が増加率10％台を維持した。

その他、国民生活消費の面では、事業所及び住民の物品物流総額が同比8.7％の増加となった。うち実物商品のオンライン小売額が同比8.8％増で、社会消費材の小売総額に占める割合は25.3％に達している。