項目別の指数変化をみると、国内の鉄鋼市場の需要が全体的に減少している。また、生産指数や原材料及び鋼材価格指数などがいずれも下落した一方で、在庫指数は上昇している。8月も鉄鋼需要は引き続き低水準になると予想されており、原材料価格もさらに下落するものとみられている。
報告書によると、7月の鉄鋼需要は初旬に上昇するかにみえたが、徐々に下降傾向が加速した。7月に華東地域で梅雨明けし需要が段階的に増えると予想されていたが、高温多雨傾向が続き、工事現場の作業に影響を及ぼした。これにより需要が再び減少した。7月の鉄鋼新規受注指数は前月比9.1ポイント減の40.3だった。
中国の鉄鋼業界はことしに入って需要が低迷し、苦しい状況となっている。毎月の鉄鋼PMIをみると、4月と5月がやや安定傾向に転じたのみで、その他の月は下落もしくは低い水準となっている。
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