27日、香港サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)などによると、香港当局は最近、中学校1~3年生のための市民・経済・社会科目の教科に性教育関連の内容を含めた。
ここでは妊娠しても責任を負うことができない若いカップルの場合、婚前の性関係を避け、交際初期には身体接触(親密さ)に限界を定め、自己規律と自制力、わいせつ物に対する抵抗力を育てなければならないという内容が盛り込まれた。
また、例えば男子学生が彼女と2人でいる時、性的衝動を回避するために「体育館に一緒に行ってバドミントンをしなさい」と勧告する内容も含まれた。
教材の内容が知られると、オンライン上で「時代遅れの考え方」と嘲弄する書き込みが殺到したと、香港メディアは伝えた。
ネット市民たちは、「バドミントンしよう」と言うことが、性行為を要求する婉曲的表現である「ネットフリックス&チル(Netflix and chil・ネットフリックスを見ながら休もう)」の香港バージョンになったと皮肉ったりもした。
それにもかかわらず、香港政府の高官らは、この教材が学生たちを保護するために必要だと擁護し始めたと、香港メディアは伝えた。
クリスティン・チョイ教育部長官はテレビインタビューで「この教材は12~14歳の中学生を保護することが目的」とし、青少年に肯定的で正しい価値観を教えるためのものだと擁護した。
香港政府の首長であるジョン・リー行政長官も「政府が教育を通じて社会を形成する手助けをすべきだ」という立場を明らかにした。
しかし、多くの教育専門家は「時代に合わない内容」と批判した。専門家たちはメディアに「教育当局が青少年の性的衝動を抑圧することを強調する代わりに、性的衝動に直面した時にどのように対処し理解しなければならないかを教えなければならない」と指摘した。
性教育教材をめぐる議論は、香港の政界にも広がっている。ドリン・クン立法委員は、SNSで「性的衝動に駆られた時、若者たちにバドミントンをしろと助言するのは非現実的」とし「バドミントンをするためにすぐにコートを予約できるだろうか」と反問した。
ゲリー・チャン立法委員は、婚前の性関係を否定するような当局の態度に疑問を提起し「学生たちが不安と圧迫感を感じるだろう」と指摘した。
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