中国のサービス貿易、2024年1‐11月は前年比14.2％増＝中国報道

中国・商務部によると、2024年1-11月の中国のサービス貿易輸出入総額は前年同期比14.2％増の6兆7277億6000万元（約144兆8000億円）に達した。うち、輸出が17.2％増の2兆8208億9000億元（約60兆7000億円）、輸入が12.2％増の3兆9068億7000元（約84兆円）で、1兆859億8000万元（約23兆4000億円）の赤字となった。

同期間のサービス貿易の特徴は以下のとおり。

知識集約型サービス貿易が引き続き増加した。1‐11月の知識集約型サービス貿易の輸出入額は同6.2％増の2兆5853億9000万元（約55兆7000億円）。

そのうち、輸出は6.2％増の1兆4755億1000万元（約31兆7000億円）で、増加率が比較的に高かった項目は個人文化・娯楽サービス（33.8％増）、電子コンピュータと情報サービス（9.3％増）だった。輸入は6.1％増の1兆1098億8000万元（約23兆9000億円）で、個人文化・娯楽サービス（31％増）、その他の商業サービス（10.1％増）が比較的高い伸びを示した。

旅行サービス貿易が急成長している。同期間の旅行サービス輸出入額は同38.9％増の1兆8269億3000万元（約39兆3000億円）。サービス貿易全体で旅行サービスが占める割合が最も高くなっている。