国際金価格、トランプ関税の不確実性に史上最高値更新
国際金価格、トランプ関税の不確実性に史上最高値更新
国際金価格が13日(現地時間)、史上最高値を更新した。米国のドナルド・トランプ政権の関税政策の不確実性と米中央銀行である連邦準備制度(FRB、FED)の金融政策緩和期待の影響と分析される。

 ロイター通信によると、同日午後1時55分現在、金現物は前取引日比1.6%上昇した1オンス当たり2979.76ドルを記録し、過去最高値を更新した。金現物価格は昨年27%上昇し、今年に入ってからも14%近く上昇した。

 同じ時間、金先物4月物は前取引日比1.5%上昇した2991.3ドルで取引された。

 トランプ大統領の関税政策が地政学的、経済的混乱を引き起こし、代表的な安全資産である金の価格を引き上げている。ハワード・ラトニック商務長官は今月11日に放送されたCBSニュースとのインタビューで、「もし関税政策によって不況が来ても、それだけの価値があるか」という趣旨の質問を受け、「この(関税)政策は米国史上最も重要なものだ。それだけの価値がある」と答えた。

 FRBの金利引き下げへの期待が再び高まっていることも、金価格の上昇に影響を与えている。2月の米国の消費者物価に続き、生産者物価も市場予想を下回った。

 専門家らは、中央銀行の強力な金買いの動きも金需要の核心的な原動力と見ている。中国の中央銀行である人民銀行は、2月にも4ヶ月連続の金購入を継続したと明らかにした。

 世界最大の金上場インデックスファンド(ETF)である「SPDRゴールドトラスト」は、先月25日基準で金保有量が907.82トンに増加し、2023年8月以来の最高値を記録したと発表した。
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