また、5月の貿易総額は前年同月比2.7%増の3兆8100億元(約76兆9000億円)に達した。貿易相手国別では、ASEANが同16.9%増、欧州連合(EU)が13.7%増、アフリカが35.3%増、中央アジア5か国が8.8%増となった。
ことしに入って中国経済は回復傾向を保っている。5月は前年同月より営業日が二日少なかったにもかかわらず、安定した伸びを示した。
貿易相手国のうち、アフリカとの貿易規模が過去同期再興を記録した。1-5月の対アフリカ諸国の貿易額は同12.4%増の9632億1000万元(約19兆4000億円)に達し、中国の貿易総額の5.4%を占めた。うち、輸出が20.2%増の5995億7000万元(約12兆円)、輸入が1.6%増の3636億4000万元(約7兆3000億円)だった。
経営主体別では、外資系企業の貿易が好調を示した。同期間、外資系企業の貿易額は同2.3%増の5兆2100億元(約105兆2000億円)で、貿易総額の29%を占めた。これにより、中国の貿易総額は0.7ポイント上昇した。
輸出品目別では、設備製造業製品が同9.2%増の6兆2200億元(約125兆6000億円)で、輸出総額の58.3%を占めた。うち、電気自動車19%増、建設機械10.7%増、船舶が18.9%増、産業用ロボットが55.4%増となっている。
地域別では中部地区の貿易額が伸びを示した。同期間の中部地区の貿易額は同11.1%増の1兆5000億元(約30兆3000億円)に達した。うち、輸出が16.9%増の1兆元(約20兆2000億円)、輸入が1.0%増の4965億5000万元(約10兆円)だった。
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