中国・工業生産者出荷価格、11月は前年比2.2％下落＝中国報道

国家統計局がこのほど公開したデータによると、11月の中国の工業生産者出荷価格は前年同月比で2.2％の下落、前月比で0.1％の上昇となった。また、工業生産者仕入れ価格は前年同月比2.5％下落、前月比0.1％上昇だった。

1-11月の平均値からみると、出荷価格は前年同期比で2.7％、仕入れ価格は3.1％、それぞれ下落している。

11月の工業生産者出荷価格を前年同月比でみると、生産材料価格が2.4％下落した影響を受け、出荷価格は約1.79ポイント下落した。また、生活材料価格が同1.5％下落した影響を受け、出荷価格は約0.38ポイント下落した。

仕入れ価格のうち、燃料・動力類価格が同6.9％減、建築材料・非金属類価格が同5.8％減、化学工業の原材料類価格が同5.0％減、農業副産物類価格が同4.9％減、鉄系金属材料類価格が同3.0％減、繊維原材料類価格が同1.9％減、非鉄金属材料・電線類価格が同8.1％増だった。

前月比でみると、出荷価格のうち、生産材料価格が0.1％上昇した影響を受け、出荷価格は約0.08ポイント上昇した。生活材料価格が横ばいとなった。

仕入れ価格のうち、非鉄金属材料・電線類価格が同1.8％増、建築材料・非金属類価格が同0.2％増、燃料・動力類価格が同0.1％増、化学工業の原材料類価格が同0.6％減、農業副産物類価格が同0.3％減、繊維原材料類価格が同0.3％減、鉄系金属材料類価格が同0.2％減だった。