韓国の年間輸出額7000億ドル突破は、先月29日に産業通商部(部は省に相当)が発表した資料で明らかになった。同日午後1時3分に大台を超えたという。韓国の輸出額は1995年に1000億ドル、2004年に2000億ドル、06年に3000億ドル、08年に4000億ドル、11年に5000億ドル、18年に6000億ドルを超えた。そして7年後の昨年、7000億ドル超を達成した。
韓国の通信社、聯合ニュースは「年間輸出額6000億ドルは世界で7番目に達成したが、7000億ドルは6番目。韓国の輸出が主要国に比べて急速に成長していることを証明した」と伝えた。
韓国は昨年、米国のトランプ政権による関税強化や米中対立の激化、高インフレ、高金利といった厳しい環境下にあったが、韓国の昨年の輸出は、6月から月間過去最高額の更新が続いてきた。人工知能(AI)特需による「スーパーサイクル」で半導体輸出が好調に推移したことが全体を押し上げた。6月からの6カ月間、半導体は41.8%急増した。輸出全体の中で
半導体の割合は27.1%を記録し、前年同期より6.7ポイント拡大した。半導体の輸出額はAIデータセンターを中心に、高付加価値メモリに対する高い需要がメモリ価格の上昇をけん引した。
半導体のほか、自動車、船舶、バイオなどが好調を維持した。韓流文化の世界的な人気の高まりを受け、食品や化粧品などの関連産業も新たな輸出品目として成長した。昨年1~11月のKフード(韓国食品)の輸出額は123億4000万ドルで、過去最高を記録した。これを受け、農林畜産食品部は先月23日、2030年のKフードの輸出目標を210億ドルに拡大する方針を発表した。イ・ジェミョン(李在明)大統領は同日、ソウル市内で開かれた「Kフードグローバルビジョン宣言式」に祝辞を寄せ、「Kフードが戦略輸出産業として持続的に成長できるよう手厚く支援していく」とした。
韓国紙の東亜日報は輸出額7000億ドル超えを目前に控えた先月上旬の記事で、「7000億ドル突破」の意味について、「これは輸出大国・日本と肩を並べることを意味する。かつて日本との比較は想像すらできなかったが、2010年代以降、日本の輸出が停滞する間に韓国が急伸し、差を縮めてきた。大韓民国政府が樹立された1948年、日本の7.4%に過ぎなかった韓国輸出は、58年後の2006年に半分を超え、さらに19年後の今、輸出での『克日』を目前にしている」と解説した。
そして、先月29日、年間輸出額が1948年の政府樹立以来、初めて7000億ドルを超えた。聯合ニュースによると、政府関係者は米国の関税強化や保護貿易主義の広がりといった厳しい通商環境の中、韓国は危機を機会に変え、国民と企業が底力を示したという点で貴重な成果だとコメントした。翌30日に青瓦台(大統領府)で開かれた閣議では、産業通商部のキム・ジョングァン長官が李大統領に報告した。通信社の聯合ニュースが伝えたところによると、キム氏は李氏に対し、「関連業務の遂行に苦労した産業通商部の職員を直接ねぎらってほしい」と求めた。これに対し李氏は「ピザをご馳走する」と応じ、輸出を担当する貿易政策局と海外直接投資を担当する投資政策局の職員にピザ約20枚を贈ったという。
これまで年間の輸出額が7000億ドルを超えた国は5カ国。韓国は6番目に世界の輸出主要国の仲間入りを果たした形だが、東亜日報は前出の記事で「不安要因も多い」と指摘。「輸出の半導体への依存がますます深まり、石油化学、機械、鉄鋼など他の主力産業は競争力が落ちている」とし、世界貿易の減速が見込まれる今年は、昨年より輸出環境が厳しくなると展望した。その上で、「輸出が底を支え、内需が回復基調の今こそ、産業競争力を根本から強化すべきだ」と主張した。
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