BTS(防弾少年団) の最新ニュースまとめ
「BTS」をめぐっては、メンバー7人全員が兵役や、部隊配属に代わる任務につくため、2022年以降、グループとしての活動を休止していたが、昨年、全員が兵役を終了。所属事務所の「HYBE」は先月、「BTS」が3月20日に6年ぶりとなる新アルバムをリリースすると発表した。また、翌21日にソウルで復帰公演を開催することを明らかにした。ファン待望の「完全体」での活動再開となる。さらに、4月からは、韓国・ソウル近郊のコヤン(高陽)市での公演を皮切りに、ワールドツアーをスタートさせる。北米、欧州、南米、アジアと34都市で計79公演を予定している。これはK-POPアーティストの単一ツアー史上、最多公演数だ。日本では4月17、18両日に、東京ドームで開催される。
「BTS」はRMさん、JUNG KOOKさん、JIMINさん、Vさん、JINさん、SUGAさん、J-HOPEさんの7人で構成する韓国出身の男性ヒップホップアイドルグループ。2013年6月にミニアルバム「2 COOL 4 SKOOL」でデビューした。グループ名の「BTS」は、別称の「防弾少年団」を韓国語で表した「バンタンソニョンダン」の頭文字を取って名付けられた。「防弾少年団」には「10代・20代に向けられる社会的偏見や抑圧を防ぎ、自分たちの音楽を守り抜く」との意味が込められている。2017年から世界進出を視野に入れ、「BTS」を通称として用いるようになった。2020年8月にYouTubeに公開されたヒット曲「Dynamite」のミュージックビデオは、再生回数が20億回を達成するなど大記録を達成。世界的な人気を誇り、国連総会で3回にわたりスピーチも行うなど、影響力も絶大だ。
「BTS」の一挙手一投足は、これまで韓国経済も大きく動かしてきた。デビュー翌年の2014年から23年までにグループがもたらした経済効果は約56兆ウォン(約6兆円)とも言われている。生み出すその経済効果を指し「BTSノミクス」との言葉があるほどだ。」BTS」の完全復活が迫る中、グループによる再びの経済効果にも注目が集まっている。
韓国文化観光研究院は、韓国国内における「BTS」の単独コンサート1回の経済効果は最大1兆2000億ウォンと推定している。前述した大規模なワールドツアーは4月からスタートする。韓国第2の都市、釜山市では「BTS」のデビュー記念日の6月13日にコンサートが行われる。K-POPのトップスターがワールドツアーに首都圏以外の地域を会場に含めるのは異例だが、デビュー記念日の公演であることに加え、メンバーのJIMINさんとJUNG KOOKさんが同市出身であることから、特に注目が集まっている。
公演前後には釜山を訪れる観光客が増えることが予想され、地元の経済界は期待を寄せている。実際、宿泊プラットフォーム「ホテルズドットコム」の集計によると、先月14日に「BTS」のツアーの日程が発表されてから48時間の間に、海外から釜山に向かう旅行の検索数は前週比2375%増加したという。日本、香港、台湾など、アジアの主要地域から釜山を訪れる旅行の検索数も数千%以上増となった。
こうした中、釜山公演期間(6月13~14日)の周辺の宿泊料金が急騰している。公正取引委員会と韓国消費者院は今月13日、プサン地域の宿泊施設135か所を対象に、公演期間の宿泊料金を調査した結果を公表した。それによると、1泊の平均料金は43万3999ウォンで前週比約2.4倍だった。7.5倍に値上げしたホテルもあったという。「BTS」公演に便乗したぼったくりとの批判も出ている。イ・ジェミョン(李在明)大統領もこうした事態に懸念を示し、李氏は先月、自身のSNSに「市場全体の秩序を崩し、大きな被害を与える悪質な暴挙だ」とし、「必ず根絶しなければならない」と怒りをにじませた。
事態を重く見た釜山市は、今月23日から公演会場や、市内の観光地周辺の宿泊業者を対象に、違法営業と料金暴利行為に対する集中的な取り締まりに着手した。韓国紙の中央日報は、「市は今回の取り締まりで善良な宿泊業者を保護し、合理的な価格と良質なサービスを提供する、公正な宿泊市場の秩序を確立したい考えだ」と解説した。同市のパク・ヒョンジュン市長は「徹底的な取り締まりと先制的な対応で、釜山の観光イメージを守る」としている。
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