試合は前半から韓国が主導権を握る展開になった。前半を0-0で終えた韓国は、後半5分、GKのキム・スンギュ選手が、相手選手のヘディングを処理する際、DFのイ・ギヒョク選手と交錯し転倒。ボールをこぼした瞬間、相手選手に押し込まれ、失点した。韓国は同点ゴールを狙い、攻撃的な布陣に変更して猛攻を続けたが、ゴールネットを揺らすことができず0-1で敗れた。韓国紙の朝鮮日報によると、GKのキム選手は試合後、「私の判断ミスだった。結果が変わってしまいとても残念だ」と話した。その上で、「ボールが浮き、味方の選手しかいないと判断した。安全に前に出てキャッチしようとしたが、ああいう結果になってしまった。GKというポジションは常にそうだ。上手くプレーしても、一度失点すれば試合の評価や結果が変わってしまう。あのワンシーンにもっと集中すべきだったのに、それができなかった」と悔やんだ。交錯したDFのイ選手には「試合は続くのだから早く忘れよう言った。結果さえ出せばいいと話した。僕たちが後ろで耐えていれば前で1点は取ってくれる」と伝えたという。
初戦のチェコ戦では、2-1の逆転勝利の主役になったMFのイ・ガンイン選手は、この日のメキシコ戦では序盤にボールの奪い合いで相手の足を踏みつける格好となり、ファウルを取られ、イエローカードを受けた。「代替不可能なエース」(韓国メディア)へのカード提示に、試合を速報するポータルサイトNAVERでは、「彼が退場したら終わりだ」「退場ではないのは幸い」などとコメントが上がった。試合後、イ選手は「勝利しようと準備していたけど、敗れてしまい、残念な気持ちが大きすぎる」と肩を落としたが、「既に過去の試合であり、次の試合にためによく準備して良い結果を出せるようにしなければならない」と前を向いた。
ホン・ミョンボ監督は試合後、「選手たちは準備した通りに良くやってくれた。今日の試合は悔しいが、うなだれる必要はない。次の試合、しっかりと準備し、最善を尽くす」と話した。
中央日報は「韓国はこれまでW杯1次リーグの第2戦でいつも苦戦した。今大会のチェコ戦の勝利を含めて第1戦では4勝5敗3分けと善戦している半面、第2戦は8敗4分けだ。第3戦の成績(3勝5敗2分け)とも差が大きい」と指摘した。同紙が解説するように、韓国は1954年の初出場以来、W杯の第2戦でこれまで一度も勝利がない。「未勝利ジンクス」とも言われており、同紙は第2戦で苦戦が多い理由を「シードチームとの対戦が多かったからだ」と指摘した。実際、韓国はこれまで、1990年のスペイン、98年のオランダ、2006年のフランス、10年のアルゼンチンなどと、第2戦で優勝経験国やシード国と対戦することが少なくなかった。
韓国は25日に南アフリカとのグループリーグ最終戦に臨む。この試合で勝利するか引き分ければグループ2位となり、決勝トーナメント進出が決まるが、敗れた場合は他の試合の結果次第となる。中央日報は「南アフリカに敗れた場合でも、進出の可能性は残されている。メキシコがチェコに勝つか引き分ければ韓国は3位となる。勝ち点3の場合は得失点差で順位が決まる可能性が高い。現在、得失点差が0の韓国が南アフリカに1点差で敗れ、なおかつ得点も上げれば、ワイルドカード獲得を十分に狙うことができる」と解説した。TV朝鮮は「スーパーコンピュータのリアルタイム予測では、韓国のベスト32進出(決勝トーナメント)進出確率は89.59%だ。これは全参加国中21位で、日本よりも1ランク上だ」と伝えた。
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