世界的なサーフィン天国として知られるバリ島の数あまたあるサーフスポットの中でも「聖地」として憧れられるのがウルワツです。
祈祷舞踊「ケチャックダンス」と夕陽の絶景スポットで人気の観光地としてウルワツ寺院が有名ですが、そこから車で10~15分ほど離れた所が、サーフスポットとしてのウルワツです。
遥かインド洋を臨む断崖絶壁の上から、大きなうねりが連なって寄せてくる大海の眺めは迫力満点。
サーファーならずとも海のロマンを感じることでしょう。




そこから、崖の斜面に立つワルン(食堂・売店)の間の細い階段を下りていくと、ビーチへと続く崖下の岩場へたどりつきます。
サーファーたちはここまでサーフボードを持って降りてきて、岩場の間を抜けて海へと漕ぎだします。
押し寄せる波は力強く、波に削られた周囲の岩の荒々しい形状からも大自然のパワーが伝わってきます。
干潮時には岩場の下をくぐって岩壁の外側まで歩いて行くことができますが、潮が満ちてくると海水がこの洞窟状の岩場の上まで押し寄せて砂浜は海底へと消えてしまいます。
刻々と変化する景色も圧巻です。




サーフボードで沖に出て見る世界は幻想的です。
水平線の彼方から寄せてくる大きなうねり。
大海原の真ん中にポツンと放り出されたような解放感。
振り返ると、大きな岩壁の一角にはへばりつくようにひしめき建つワルンが。
幻想的で、例えていうならジブリ映画のワンシーンのようです。




日によって、また、時間によって波は全く違う表情を見せてくれますが、ほとんどいつでも潮流が強く、うねりの大きいウルワツの波はとてもハードで、この、海からの絶景に出会えるのはサーファーの中でも限られるでしょう。

そんな世界中のサーファー憧れの聖地・ウルワツですが、最近は陸からの絶景や海に沈む夕陽を楽しめるレストランがいくつもできて景観を楽しめるようになっており、サーファーでなくとも訪れる人が増えています。


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