イタリアでは、公的医療保険に加入している場合、ホームドクターを登録するシステムになっています。
専門医を受診する場合、ホームドクターへ相談し紹介してもらう仕組みで、紹介リストの中から病院を選んで自分で予約をします。

公立病院は無料(例外もあり)ですが、予約がすぐできないことが多く、時には「半年後の予約」と言われることも。
そうなると、複数の病院へ電話し、予約が少しでも早くできる病院を探さなくてはいけません。
開業医の場合は予約がすぐに出来る傾向ですが、受診時に支払いが必要で医療費は高額です。

継続的に薬を服用しなければいけない病気を患っている場合は、ホームドクターのところへ行き、指定の薬の処方箋を出してもらいます。診察は不要。
筆者が住む北イタリアの街では、名前と個人ナンバー、希望する薬の名前と量を記入したものを用意して、受付の近くに用意されている「処方箋申し込み箱」に入れます。
2日後には処方箋の受け取りが可能で、近くの薬局へ行き薬を購入する流れです。


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