2024年5月30日木曜日。
この日、フランス国内の90%の薬局がストライキを敢行しました。
トレードマークである緑十字の看板の光は消え、シャッターにはストライキの張り紙が。
その大まかな理由は次の2つだそうです。
・薬の不足
・給料の見直し要求




フランスで一般医などで診察を受け出してもらった処方箋は、薬局に持っていって薬を受け取る必要があります。
その為ストライキの日に営業し、薬が処方してもらえる薬局のリストが事前にネット上であがっていたようです。




フランスの行政区分はざっくりとしていて、地方→県、そして日本でいう市町村レベルは「コミュンヌ」(Commune)という1つだけの区分になっています。
ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地方のコミュンヌの数は704。
そしてストライキの日に薬を処方してもらえる薬局の数は65。
この65の薬局以外でも、市民の生活を保障するためにコミュンヌごとに1軒は営業したようですが、こんな薬局のストライキの日は極力体調を崩さないように過ごすのが一番でしょう。
それにしても90%という数字にある意味薬局組合の強い連帯感を感じられるのも確かです。


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