道端で開業している野菜の屋台の片隅で見かけたのが、ビニール袋の上に盛られているこの茶色い物体です。

よく乾燥されたチョークのような見た目と感触は、ふるいにかけられた極細かい土を固めたものとのことで、スワヒリ語で「ウドンゴ(udongo)」(土という意味)と呼ばれています。

左手前に見えるクリーム色の野菜はナスの一種で、大きさは4~5cmといったところ。
それらと比較すると、この土の棒がどのくらいの大きさなのか見当を付けていただけるでしょう。

ちなみに左奥に見える袋入りのものは「いりこ」です。
イワシの稚魚のようなものを乾燥させたもので、当地ではダガー(dagaa)と呼ばれ、濃厚なトマト煮などにされます。
値段も安く庶民に親しまれている定番おかずであり、カルシウム源です。
ふっくらと煮しめてあるものはとても美味しいですよ!

ウドンゴはミネラル分に富んでいるため、妊婦や貧血の人のサプリメントとして食されるのだとか。
スーパーではなく、ローカルの商店やマーケットで見つかります。


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