雪は比較的少ないトロントですが、そのかわりに「ただひたすら寒い」という日がこちらでは多く、たまに降った雪も少し暖かくなって溶けてきたと思ったら、夜間にまた冷えて道路が凍ってツルツルに…なんていうこともよくあります。
そんな冬の道路によく巻かれているのが、「塩」です。
正確には塩と融雪剤が混じったもので、明日は雪が降りそう…という日は道路の至るところで見かけます。
この塩を事前に撒いておくことで、雪が積もりづらくなり、例え大雪になってしまっても少しの積雪ですみます。
トロントでは市の作業車でこの塩を撒いており、特にダウンタウンの主要な道路では積雪前の対策が行われています。
数年前に大規模な寒波が長期間来た時はこの塩もなくなってしまい、大変だったとか。
各家庭でも常に保管されているトロントの冬の必需品です。
しかしこの塩によって大変なのが、靴や床が塩で真っ白になってしまうことです。
特にレストランやカフェなどは、出入りする人の靴についた塩で床中真っ白になってしまい、落としきるのは至難の技。
かといって放置しておくと木製のフロアや椅子などは塩で痛んでしまうので、お湯を使って何回も拭かなくてはいけません。
ブーツも本革やスエード系のものはシミになってしまうと落ちづらいので、冬のお出かけは足元のオシャレにも気をつけた方が良さそうです。
Copyright(C) wowneta.jp