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生活の一部!?SNSから生まれた新しいフレーズ

フェイスブック、インスタグラム、ツイッター、TikTokなど、たくさんの種類のSNS(Social networking service)が多くの人の生活の一部として定着しています。ニュースや情報もSNSから得る、SNSなしでは生きていけない日常の一部という人もいれば、LINEのメッセージ機能以外はあまり使っていないという人もいるかもしれません。

SNSの使用頻度に関わらず、日本語としてもすっかり定着している「(インスタ)映え」「盛る」などの新しい表現。実は英語でも新しい造語で表現します。

「映える」

キラキラしたものや色鮮やかなもの、個性的なものなど、写真に撮ってインスタグラムにアップした際の感動や驚きが大きなそうなものや景色を「映える」と言います。英語ではphotogenic(フォトジェニック、写真映えする、写真写りがよい)と表現することができます。

例)Wow, the view from here is so photogenic!

ここからの景色が映える!

ちなみに、photogenicはもともとは人に対して「写真写りがいい」という意味で使うことが多く、食べ物など「もの」にはあまり使わない言葉でしたが、現在は「インスタ映えする」という意味で、景色やものにも「映える」という意味で使うようになっています。

例)He is photogenic.

彼は写真写りがいいです。

また、英語でもinstagrammable(インスタグラマブル)で「インスタ映えする」という意味の造語が一般的になっています。インターネットで検索することをgoogle(ググる)というのに似ていますよね。

例)All the desserts in this shop are instagrammable.

このお店のスイーツは全部インスタ映えする。

「(アプリで)盛る」

写真加工アプリでよりかわいく加工することを「盛る」と表現しますが、筆者の住むイギリスでは、実はさほど「盛る」ことが浸透していません。

もちろん、顔を激変させるようなおもしろアプリは子どもや若い世代に人気がありますが、目を少しだけ大きくしたり、肌のくすみを消したり、脚長にみせたりという「さりげなくかわいさ(美しさ)を盛る」ということが広まっていません。英語では「Photoshop(フォトショップ)」という以前からある写真加工アプリの名前を使って表現します。

例)What? She looks completely different in this photo?

何これ? この写真の彼女、全然見た目が違う。

Ah yes, she photoshopped herself to look thinner.

あぁ、細く見えるように盛ったんだよ。

「いいね!」

SNSの多くにはフォローしている人の写真や投稿に「いいね!」ができるものが多くあります。今では「いいね!」ボタンがいろいろなSNSや動画サイトなどでも浸透しています。英語ではSNSによりますが、ほとんどが「Like」と表示されています。

例)If you like this video, please press the Like button.

もし、この動画がいい思ったら、「いいね」ボタンを押してください。

「DMするね」

個人的に直接メッセージを送るという意味で「DM(ダイレクトメッセージ)する」と言いますが、英語では「PM(personal message)」のほうがより一般的に使われています。

例)I’ve got a spare ticket for tonight’s England match. If you are interested, PM me.

今晩のイングランドの試合のチケットのスペアあります。興味のある人は、DMしてください。

SNSの使用頻度に関わらず、もはや新しい日本語として広く浸透している「映える」「盛る」といったフレーズの英語での表現方法をご紹介しました。日本語、英語どちらも時代とともに進化し続ける新しい使い方に注目するのも楽しいですよね!

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