中国・河南省の幼稚園での体罰問題、園児に暴力を振るった教諭を解雇へ＝中国報道

中国・河南（かなん）省の幼稚園で、園児を叩くなどの暴力行為を行った教諭が解雇された。

25日、同省商丘（しょうきゅう）市虞城（ぐじょう）県の幼稚園で、女性教諭が園児に暴力を振るう様子を映した映像がネット上に投稿され、物議を醸した。

ネット上に公開された映像には、教諭が園児の頭を叩く、足で顔を踏みつける、土下座させる、床に落ちた食べ物を口に押し込むなどの様子が映っていた。

市と県の合同調査チームによると、映像の内容はすべて事実であることが判明したという。

現在、現地の公安機関が介入し、この件について調査を進めている。

県教育体育局は、当該幼稚園に対し園長の停職と園児に暴力を振るった教諭の解雇を命じた。また、専門家を手配し園児たちのメンタルケアを行っていくという。

県当局は今後、調査結果が出次第、関係責任者を法律に基づき処理すると共に、幼児教育機関の日常的な管理・監督を強化していくとした。