8月の中国の在庫指数は前月比0.8ポイント下落の49.3だった。景気拡大と縮小の分かれ目となる「50」を下回った。
項目別に見ると、新規受注指数がやや下落した。市場の閑散期の影響を受けて鋼材倉庫の新規受注指数は前月より大幅に下落した。食品倉庫の新規受注指数は2か月間連続で50を下回っている。
また、天気の影響で入庫作業の効率が下がって商品の回転率がやや低下したが、全体的に在庫水準は安定していた。非鉄金属の在庫増加が目立った。
業務活動期待指数は同2.5ポイント上昇の54.8で、継続して高い水準で推移した。各企業が今後の市場発展見通しを楽観視していることが示された。
専門家らは、9月に入って天気が安定し、国慶節などの連休によって野外活動が活発となって消費が回復すれば、倉庫業務の需要が高まり安定して良好な運営状態を取り戻せるだろうと明かした。
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