ある一部の都会を除き、アメリカはほぼ車社会です。
どこへ行くにも、まず、基本は車。
ハイウェイもほぼ無料か、料金がかかっても、せいぜい数ドル。
アメリカでも通行料が高くて有名なPAトランパイクですら、東京-大阪間に匹敵する距離を走っても、通行料は約$30(3,400円)くらい。
高速代はほぼかからず、ガソリン代も日本に比べれば格段に安いので、どこまでも車で行く、という人が多いのも当然かもしれません。
ただひたすら延びるハイウェイには、日本のパーキングエリアのようなものはめったに存在しません。
たまに、観光案内所を兼ねたトイレと自動販売機のある休憩所があるくらい。
では、途中でおなかがすいたり、トイレに行きたくなった時には?
そんな時には、ハイウェイをいったん降りて、ガソリンスタンドへ向かうのです。
アメリカのガソリンスタンドは、ガソリンを入れるためだけの場所ではありません。
トイレ休憩をしたり、コーヒーやホットドックなどの軽食を買ったりと、意味合い的には、日本のパーキングエリアのようなもの。
大きなガソリンスタンドになると、お土産物屋や車の修理用品などが置いてあるところもあります。
アメリカの長距離車移動では、タンクの残量が半分を少し過ぎたら、ガソリンの事を考え始めます。
特に、中西部を超えて西へ向かう時などは、ガソリンスタンドを見つけたらガソリンを入れておく、というのは常識です。
ちなみに、アメリカのガソリンスタンドは、ほぼすべて先払い。
クレジットカードの場合は、給油機にそのままスライドさせますが、現金で支払う場合は、ガソリンスタンドの中に入り、レジの人に入れたい分だけのお金を先に渡します。
給油後にお釣りが出たら、またそれを貰いに行く。
日本のお札がするする入っていくハイテクな給油機には、いまだかつてお目にかかったことがありません。
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