インド関連の記事を読んでいて、いつも気になるのがこの表記です。結局どれが正解なのでしょうか。今回は「表記の揺れ」についてのトピックです。
■言語
ヒンズー語 X
ヒンドゥ語 X
ヒンディ語 ○
<言語>としては「ヒンディ語」というのが正解。厳密には「ヒンディ」だけで「言語」という意味も含まれます。
■宗教
ヒンズー教 X
ヒンドゥ教 ○
ヒンディ教 X
<宗教>としては「ヒンドゥ(インダス川付近の人々)」という言葉が適切です。「インド人」を表す言葉として「ヒンドゥスターン(インダス川付近の場所)」もあります。(スターン=場所)
ではいづれにもXが付いてしまった「ヒンズー」とは何か?これは、旧表記、慣用表記です。現在でも日経新聞や読売新聞はヒンズー語、ヒンズー教と表記しています。それに対しNHKや朝日新聞はヒンドゥー教、ヒンディ語と書き分けています。これはもう良いとか悪いとかの問題ではなく、会社の方針でしょう。
でもインドに長くいる身としては、できれば時代の流れに合わせて適切な表記で使っていただけると嬉しいんですけどね。
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