さて、日本でも度々インドのニュースや情勢を目にすると思いますが、ここでニュースや新聞を見るたびに「モヤっ」とするものがあります。
それが「ヒンズー教徒」や「ヒンズー語」という表記。
ちょっと違和感があります。今回はその表記についての話です。
インダス河の向こう側の人という意味のサンスクリット語「スィンドウ」→「シンド」→「ヒンド」→「ヒンドゥ」となったのが今の北インド一般に住む「ヒンドゥ教」の人々です。
「ヒンズー」は「シーデー(CD)」「デズニーランド」同様、なまった表現です。ただし、これがメディアでは慣例的に使う事になっているようなので新聞の記事がいつも「ヒンズー教」なんですね。「ヒンドゥ教」と表記するのは日本のマスメディアでは珍しいです。
まとめますと、
・ヒンドゥ=北インドに住むインド人、及びその人達が信仰している宗教、ヒンドゥ教。
・ヒンディ=ヒンドゥを中心に話されている言語、ヒンディ語
よって、ヒンディ教、ヒンドゥ語とは呼びません。
日本、ニッポン、ジャパン、呼び方は様々ですが、今読んでいただいてるこのテキストは「ニッポン語」とはいいません。「ニホン語」ですね。それと同じなので、とりあえず今日からはヒンドゥ教とヒンディ語でお願いしますねー!
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