女性のこぶし大の大きさに編んだ三角形のカゴ。
中に入っていたのは、タンザニア北部の海沿いの街・ケニアとの国境に近いタンガ地方の名物スイーツ・ハルワでした。

何かに包まれて入っているのかと思ったら、カゴの中に直接入っていました。
このカゴは二重に折りたたまれており、こう見えても小さなアリさえ隙間から入らないよう、しっかり出来ているということです。




中に入っていたハルワは、上品なひと口サイズでした。
ブラウンシュガーで作られているためコクがあり、食感は葛餅のようにプルプルです。
中に入っている白ゴマが、噛むたびにプチプチと口の中ではじけるので飽きさせません。

それにしても、このカゴの容器を作る手間には感心します。
写真右端に少し見える細く飛び出た細いヒゴが、開口部を縫う形で容器を閉じていました。
プラスチックなどではない、このような天然素材のパッケージに入っているだけで、付加価値を感じます。
値段は一つ500シリンギ(約33円)でした。


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