インド、ネパールは、世界的にみても、良質の紅茶の採れる産地です。
ツーリストエリアである、カトマンズやポカラの紅茶専門店に行くと、大きな紅茶の缶に、ダージリン、アッサム、イラムなど、様々な良質のリーフティーが日本で買うよりも随分と安く買えます。

その中でもひときわ安い値段のつけられた缶があります。
CTCと書かれた缶の中身は、ごまくらいの小ささの丸い粒々で、なんと1キロ300ルピー(日本円にすると約350円)。
これは一体何かと聞くと、チャイ用の茶葉とのこと。(インドではチャイ、ネパールではチヤと呼ばれます)

CTCとは、CRUSH(つぶす)、TEAR(引き裂く) CURL(丸める)という意味で、粉々に粉砕した茶葉を小さな粒に丸めたものです。
ネパールやインドでお茶といえば、ミルクで煮出した甘〜いミルクティ。
リーフティではミルクに負けて、紅茶の風味や色が出ません。チャイには、このCTC茶葉でなくてはなりません。
だから、日本でインドやネパールで飲んだ濃厚なミルクティーが再現したいと思ったら、リーフティではなく、丸い粒々のCTCを選んでください。

ただ、このCTC、ストレートで飲むと渋みが強すぎます。
あくまでもに煮出しミルクティー用の茶葉であることをお忘れなく!


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