北部でのCovid-19感染拡大が顕著であったイタリア。
2020年のバカンスは、多くの人がその被害が少なかった南部に向かうことになりました。
もともと、イタリア南部は海の美しさで知られています。
例年も、この美しい海を求めてバカンス客が大挙しますが、今年は外国人ではなくイタリア人が海だけではなく南部のあらゆる観光地を求めて大移動しました。




そのなかでも、1993年にユネスコの文化遺産に認定され、2019年にはヨーロッパにおける文化首都に選出されたマテーラは大人気。
写真で見ると標高が高いイメージがあるマテーラですが、サッシと呼ばれる岩から構成される街並みは真夏に散策するにはかなりハードです。




かつては、イタリアの貧困の象徴であったマテーラですが、ユネスコの世界遺産認定後知名度も上がり、ポジティブなイメージも定着しました。
町の美しさもさることながら、周辺に広がる小麦畑も圧巻。
マーニャ・グレチアと呼ばれた古代のギリシア植民都市の面影が、このあたりにはまだ色濃く残っています。


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