毎年5月から10月の乾季の時期、マレーシアはヘイズ(煙害)に悩まされます。
主な原因は、インドネシアのスマトラ島やカリマンタン島、マレー半島での焼畑農業や森林火災によって引き起こされる大量の煙と温室効果ガスです。
汚染された空気は、風に乗り都市クラルンプールを含む、東マレーシアやお隣の国シンガポールに流れ込んできます。
朝カーテンを開けると、あら、白い霧?と一瞬思うのですが、いえいえ、霧ではなく煙なのです。
外に出ると焦げ臭い匂いがします。
AQI(Air Quality Index=大気汚染指数)が高くなると、学校がお休みになり、空港でのフライト発着にも影響が出ます。
この煙には、人体に悪影響を及ぼすPM2.5(微小粒子状物質)が大量に含まれているので、本当に恐ろしいです。
この時期はリアルタイムでAQIがわかるアプリが手放せません。
筆者は喘息や呼吸器系疾患はありませんが、それでも頭が痛くなったり、喉がイガイガします。
アレルギーや喘息がある人は影響を非常に受けやすく、咳が止まらず気管支炎になってしまったりするそうです。
この時期はなるべく外に出ず、室内でクーラーや扇風機、空気清浄機を使用する、出る時はマスク必須、そして帰ってきたらシャワー、とそれからお水をたくさん飲むことも奨励されています。
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