空気汚染がひどい日は【中国】

中国のPM2.5空気汚染は、日によって汚染度が違っています。汚染がそれほどない日は、地図が青色に。汚染がひどくなるにしたがって、汚染を示す地図がオレンジから赤に変化していきます。

オレンジ警告が出ると、車での外出を避けるために、バスカードを持っている人に限り、バスが無料になります。運転手にバスカードを見せるだけでOKなので、とっても便利ですし、どこまでバスに乗っても料金は無料というお得なサービスがあります。

しかし、待つことが大っ嫌いな中国人にとって、慣れた車ですぐに目的地に到着したいことから、バスを待つことができない人も少なくありません。2～3分バスを待ってこなければ、タクシーを利用する人もいるので、かえってお金がかかってしまうことがあります。

しかし、車を持たない人にとっては、「空気汚染の日だからこそ、長距離バスに無料で乗って、田舎まで野菜や果物を安く買いに行く」という人もいて、バスはかえって混雑することになります。

元々は空気汚染を減らすために設けられたものですが、お年寄りや地元の人にとっては、買い物をする基準になりかけています。