インドは人口12億人をかかえ、マハラジャと呼ばれる藩主や、先日ソフトバンクを退職したニケーシュ・アローラの様なITビジネスマンなどスケールの違うお金持ちから、今晩のごはんもない貧しい人まで、その差がおそろしく広い国です。
よって日本の様に全てに一律に課税せず、様々なカテゴリーに分かれて課税されています。そう、「もらえるところからもらう方式」なのです。
こちらは先日入った南インド料理屋のレシートです。オーダーの合計金額が499ルピーなのに対し、課税後の総合計が591ルピー(約900円)。なんと92ルピー(約140円)が税金なのです。
内訳は
vat(消費税):62.49ルピー(約100円)
サービス税:27.99ルピー (約43円)
スワッチバーラト税:1.00ルピー (約2.5円)
vatと呼ばれる消費税は飲食の場合12.5%。業種や扱う品目により異なります。八百屋の野菜には課税されませんが、調理して出すと課税対象です。
スワッチバーラト税は最近はじまった「インドをきれいにしよう税」みたいなもので、清掃やトイレの設置などインドの美化運動に使われるようです。さらに、星付きのホテルなどで食事した場合などは「贅沢税」などもあり、合計のほぼ半額が税金、ということもあります。
合計金額を見て、騙された!なんて思う前に内訳をよく見ましょうね、というお話しでした。
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