海外旅行中、日本人が恋しくなる食べ物と言えば、お米、味噌汁、そして魚料理ではないでしょうか。
海外でも日本食文化が大分根付いている昨今、本格的な寿司やラーメンは海外の大都会で食すことが可能になっています。
しかし、刺身や生魚となると渡航先の食文化や地形などから、日本人の舌に合う魚にありつけるのはとても稀なことです。
かろうじて、漁業が盛んな国や地域に行っても、焼いたり、煮たりした魚料理が主流です。
オランダは、魚の種類は少ないものの、5月半ばから6月にかけて、新鮮な「ニシン(ハーリング)」が大量に取れることで知られています。
歴史を遡ると、黄金時代の16-18世紀に海洋技術が発展し、資源が乏しかった小国オランダをニシン漁業で経済を発展させたという説もあるほど。
漁獲量もかなりあったことから、現在では酢漬けや缶詰など様々な保存方法が考案されています。
現在では、ハーリングの収穫時期になると、街の至る所で、新鮮なニシンをいち早く食そうとする人々が野外で食べる光景を目にすることができます。
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