魅力的な観光地として人気
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日本人にとって、タイは観光地として人気があるだけでなく、多くの日系企業が進出し、多くの日本人駐在員がそこで生活をしています。
タイといえばなんといっても首都・バンコクです。トゥクトゥクや屋台グルメなど魅力的なものを挙げれば、枚挙にいとまがないでしょう。筆者も仕事で何回もバンコクを訪れましたが、トゥクトゥクは激安で、どこへでも連れて行ってくれますし、屋台グルメも日本では考えられないほど安く、しかもおいしいです。
ほかにもバンコク近郊のアユタヤ、北部のチェンマイ、南部のリゾート地・プーケットなど、タイには魅力的な観光地がたくさんあります。
多くの日本企業が進出
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そして、タイの人々は極めて親日的です。仕事で訪問した際も、道がわからなかったときに、知らない人々が次々に近づいてきては丁寧に説明をしてくれました。筆者はタイ語ができないので英語でコミュニケーションしましたが、「日本から来た」と言ったら、すごく好意的だったのをよく覚えています。
では、なぜタイは親日なのでしょうか? 歴史的には戦争という暗い面もありますが、特筆すべきは日本とタイの経済関係です。タイには約8万人もの日本人が暮らしていますが、多くが日系企業の駐在員とその帯同家族なのです。
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この数字は米国、中国、オーストラリアに次ぐ数で、大企業、中小企業を問わず多くの日本企業がタイに進出しています。そして、タイ自身もその恩恵を受けており、現地の日本企業で働くタイ人も少なくありません。そういうところから日本人とタイ人のプライベートな良好関係が生まれ、現在の国家と国家の関係に至っているのです。
日本は最大のASEAN支援国
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また、日本のASEAN(東南アジア諸国連合)諸国への関与という政治的、外交的側面もあるでしょう。日本は長年、ASEAN諸国を経済支援してきました。日本は最大のASEAN支援国という不動の地位も獲得し、タイだけでなく、インドネシアやシンガポール、マレーシアなども日本と良好な関係を築いています。
今後とも日本とタイとの間では良好な関係が保たれ、人、モノ、カネの流れが活発化することでしょう。新型コロナウイルスの感染拡大により、ほぼ3年間人々の往来が大きく制限されましたが、これが落ち着いていけば、再び両国の交流が盛んになると思います。
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