中国・陝西省、パンダに“勝手に”餌やりする姿をライブ配信…永久入場禁止処分に＝中国報道

中国・陝西（せんせい）省漢中（かんちゅう）市洋県の長青華陽風景区にいるジャイアントパンダに勝手に餌を与えたとして、女性が永久入場禁止となった。

長青華陽風景区の観光サービス会社によると、観光客として風景区内のパンダ館を訪れた白某（女）は、飼育員に気づかれないよう餌の人参を奪い、勝手にジャイアントパンダに与えたという。

白某はジャイアントパンダに餌を与える様子をライブ配信もしていた。視聴者から注意を受けると、彼女は「私はパンダに餌をあげる、あなたたちは私を批判すればいい、通報すればいい」と話した。また、「飼育員が餌をあげないので、パンダはお腹が空いている」とも語った。

同風景区の関係者は現地メディアの取材に対し、女性の「飼育員が餌をあげないので、パンダはお腹が空いている」という主張は事実ではないと説明。「風景区にはジャイアントパンダの世話をする専門の飼育員がいる」とし、「餌やりは専門家のアドバイスに基づいて行われている」と明かした。

同観光サービス会社は、ジャイアントパンダの健康を害する行為を行ったとして、白某に対し永久入場禁止を言い渡すと共に、この件を警察に通報した。