被告人の2人、朱祖林と付澤階は鞍山市和県で武術学校を経営していた彭某氏に個人的な恨みを抱き、犯行を計画。1997年6月29日夜、彭某氏の経営する武術学校の厨房に入り込み、置いてあったケースの中の総菜にねずみ駆除用の薬2袋分を混入させた後、逃走した。
翌日午前7時ごろ、朝食を口にした同校の教師と生徒100人余りに嘔吐、けいれんの症状が現れ、うち7人の生徒が死亡した。
事件発生から26年後の2023年、警察は逃亡生活を続けていた朱と付の居場所をつきとめ、逮捕に至った。
裁判所は、駆除剤を混入した実行犯は付澤階であるが、被告人2人は共犯であると判断。2人が個人的な恨みを晴らすために行ったことが、7人死亡という深刻な結果をもたらしたとし、死刑を言い渡した。
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