生産と需要関連の指数がいずれも拡大区間に位置した。6月の生産指数は同0.3ポイント上昇の51.0、新規受注指数は同0.4ポイント上昇の50.2だった。生産と需要の回復に支えられ企業の購買意欲が強まったことにより、購買量指数が同2.6ポイント上昇の50.2となった。
6月の主要原材料の購入価格指数は48.4、出庫価格指数は46.2で、それぞれ前月より1.5ポイント上昇し、製造業の市場価格が全体的に改善されている。
企業の規模別にみると、大企業のPMIが同0.5ポイント上昇の51.2となり、引き続き50を上回った。中企業は同1.1ポイント上昇の48.6、小企業は同2.0ポイント下落の47.3だった。
また、三大主要産業は景気回復を維持した。設備製造業のPMIは51.4、ハイテク製造業は50.9、消費財製造業は50.4となり、いずれも2か月連続で50を上回った。特に、設備製造業の生産指数と新規受注指数はそれぞれ53.0を上回っており、関連業種の需要と生産が活発となっている。
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