公開されたデータによると、7月の物流業景気指数は前月より0.3ポイント下落した50.5だった。景気拡大と縮小の分かれ目となる「50」を上回った。
悪天候や気象災害などの不利な条件が重なりながらも、物流需要は依然として粘り強さを見せ、業務総量指数は依然として拡大区間を維持している。
業種別では、電子商取引(EC)業の宅配業務総量指数が69.3と、引き続き高水準で推移した。航空輸送業の業務総量指数は前月より0.8ポイント上昇の52.8となった。その他、道路輸送業や鉄道輸送業の運営も好調で、業務総量指数が上昇している。
物流企業の新規受注指数は前月より上昇した。地域別では、東部地域と西部地域で新規受注指数が上昇した。中部地域は局地的な豪雨と続く高温の影響で、新規受注指数が下落している。
ことしに入り、大型プロジェクト投資が段階的に実施されたことによって物流インフラ建設の進度が速まり、物流業の固定資産投資完成額指数は上昇傾向を維持した。
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